【チームの最適サイズを考える】アマゾンCEOも提唱する"ピザ2枚ルール"とは?

少子化により働き手が不足していく中、企業は停滞せずに業績を伸ばし、より効率的に少ない人数で結果を出し続けていかなければなりません。
この相反する問題の打開策を見つけていくのにお困りの企業は多いのではないでしょうか?

本記事では「人の管理とチームのサイズ感」について考えてみましょう。

簡単ではない人材マネジメント。大人数が良いとは限らない?

経営者などの管理職、監督者といった人たちが一番頭を悩ませることは「人の管理」です。

支払いや売り上げなど数字として管理しやすい物とは違い、人間の能力は振り幅が大きく、数値化しにくい物です。
さらに生まれも育ち、考え方も違う「個」が集まれば、それだけ意見の相違も出てきます。

これらをまとめ上げることは一筋縄にはいきません。
そして人数が増えれば増えるほど管理の目は行き届かなくなり、統制が取りにくくなっていくのはみなさんよく感じられていることだと思います。

なぜチームは肥大化するのか。それによる悪影響

一般に、企業は部署を形成し、それぞれに管理職を配置するという形態を取っています。

しかし「人数が必要な部署だから」や「予算が取れない」といった状況は発生します。これを理由に管理職メンバーの絶対数が少なくなり、一つの部署や一人の管理職の元で大勢の人員を抱えてしまうというのは、あまり得策とは言えないでしょう。管理職の負担も大きく、末端までの意思疎通や情報の共有が難しくなってしまうからです。

結果として従業員の不満、管理職の消耗、それらに起因するモチベーションの低下などが発生してしまいます。

「人数分、良いアイデアが出る」
「大勢いるからたくさんのタスクがこなせる」

このような可能性もあるにせよ、逆に集団心理による非活性化だって起こり得るのです。

チームの少人数化。メリットとデメリット

逆に少人数だと、どうなるでしょう。

チームの人数が少なければ少ないほど、もちろん管理職にとっては目を行き届けやすくなり、情報の共有についてもスムーズになります。
管理職とメンバーの距離感も近くなるため、指示系統とその内容がわかりやすく、メンバーにとってもやりやすくなるでしょう。

さらに人数が少ないということで、仕事の割り振りが個人宛てに名指しで任せやすくなります。集団心理による「誰かがやるだろう」やネガティブな同調などといった責任分散化が解消されることも期待できます。

「チームのダウンサイズ」はポジティブに捉えて良いことと言えるでしょう。

"ピザ2枚ルール"というマネジメント論の提案

これらの利点により、最近ではAmazon CEOのジェフ・ベゾスが「ピザ2枚ルール」という人員編成の提唱をしています。
これは、「チーム編成または会議において、無駄がなく生産性が高い人数の条件は、ピザ2枚を配りきれる程度の人数(8~10名程度)が業績が良く、効率的で、各々のモチベーションも高く、またお互いをフォローしあえる状況にあるため、チームの団結力が強くなる。」というものです。
人数が少ないことで実りのある結果をもたらすという理にかなった手法なのです。

『少数精鋭』という言葉がありますが、選び抜かれた人員で最良の結果をもたらすために編成されたチームは強いのです。その最適人数をわかりやすく示してくれているのが今回紹介した「ピザ2枚ルール(2 pizza method)」です。
ぜひお試しください。

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