【バイトテロとは】アルバイト雇用者に企業側が取るべき対策は?

近年世間を騒がせている事件に「バイトテロ」があります。

「バイトテロは企業側が取れる対策が何もない怖いもの、それぞれのモラルに任せるしかない」と考えるのは早計です。
バイトテロを回避するための対策は存在します。アルバイトを雇用するのであれば、適切な対策について知っておくことで、いざというときに迅速に動くことができるでしょう。

バイトテロとは?

バイトテロとは、アルバイト店員が店の商品や備品を使った悪ふざけ画像や動画を撮影、SNS上に公開することで、その店や本体である企業に苦情が殺到する現象を言います。
たかがアルバイト店員の悪ふざけ、と軽く考えることは危険です。該当店舗の閉鎖だけではなく、会社そのものが破産してしまったケースもあり、非常に大きな問題とされています。

バイトテロが引き起こす事態

バイトテロが発生するとどのようなことが起こるのでしょうか?
その該当店舗は批判に晒され、通常営業が困難になります。反応が沈静化するまで店を閉めなければならず、場合によってはそのまま閉店に追い込まれてしまうことも珍しくありません。休業すれば、もちろんその間に予測されていた売り上げは立たなくなります。また他の従業員たちの生活も立ち行かなくなってしまうでしょう。バイトテロを起こした店員に対しては店側から損害賠償裁判を起こす事例もありますが、損害の全てが補償される可能性は低いと言っていいでしょう。

バイトテロを未然に防ぐ - 企業側が取るべき対策

バイトテロを未然に防ぐためには、社員教育の徹底が欠かせません。
アルバイト店員だからと軽視することなく、会社の一員であることを意識づけられるよう、気を配りましょう。また、自社の企業名やアルバイト店員の名前をSNSで検索する「エゴサーチ」も役立ちます。人目に触れる前に気付くことができれば、大騒ぎを未然に防げるよう対策を講じることができるからです。

注目されているバイトテロ解決法とは

いくら企業の側が対策を練ったとしても、アルバイト店員が面白半分にバイトテロを起こしてしまうことは当然考えられます。
効果的かつ根本的な解決策として「仕事場にスマートフォンを持ち込ませない」という方法が注目されています。写真や動画を撮影できなければ、バイトテロのほとんどは防げます。もちろん口頭で持ち込み禁止を言い渡すだけではなく、制服にポケットを着けないなどの方法も求められるでしょう。

バイトテロを起こさないために

バイトテロの発生要因にはアルバイト店員のモラルによる部分が大きいものの、企業側が打てる対策がゼロという訳ではありません。
社員教育を行ったり、勤務中のスマートフォンの取り扱いに注意を払うなどしましょう。そうした対策を打つことで、アルバイト店員の出来心によるバイトテロを未然に防ぐことが可能になります。また、SNSをマメにチェックすることで、注意喚起を促すなどし、万が一バイトテロが起こった場合でも被害を小さくできる可能性があります。

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