Googleも活用するOKRとは?目標管理とその実行、できてますか?

OKRという目標管理手法をご存知でしょうか?「Objective and Key Result」の略で、目標(Objective)と主な結果(Key Result)を意味する言葉です。既存の手法と比べ特別シンプルであることが評価されており、成果をあげやすい管理手法として注目を集めています。

そもそもOKRとは?

OKRは、企業や部署など組織の目標と社員個人の目標を連動させることにより、会社全体をひとつの方向に向け目標を達成させようという管理手法を指します。社員がただ個別に動くのではなく、企業の目標達成に向けても連動することにより、組織全体から無駄な動きを軽減することができます。また、共通認識のとれた目標に向かうため、有意義なコミュニケーションが自然と行われるようになり、意思疎通しやすい組織作りが可能となります。OKRは、企業全体や部署そして社員それぞれが、向かうべき目標とやるべき課題を明確にする目標管理手法です。そのため、目標と目標達成度を測る指標をリンクさせることが、重要となります。

OKRの手法を用い、企業トップから個々社員までもに連動した目標・指標を設定させる

OKRを実践するために、まず最初に企業全体の目標を決めます。そしてそれを達成するために付随するいくつかの目標達成を洗い出し、その達成度合いを測るための指標を決めます。
企業としての目標が決まったら、部署でも同様にOKRを定めます。この時、「部署のOKRが企業のOKRと連動すること」、「部署のOKRの達成が企業のOKRの達成と直結していること」が必須です。さらに、社員のOKRも部署と同様に決定させていきます。
このように連動性のある目標を決めることが重要です。場合によっては社員のOKRの内容によって、部署や企業のOKRに修正を求められることもあるかもしれません(実際起こると、なかなか大変な事態にはなります)。しかしそれでも良いのです。企業トップから末端社員までが連動した目標と指標を定めることが最も重要で、企業全体に一体感を生み出し全員のモチベーションを高く維持することを期待しています。

企業ゴールの全体浸透が大きなメリット

OKRを導入することで、目標達成に付随する様々なメリットが期待できます。まず最も大きなメリットは、企業が目指すこととそれに必要な要素を組織全体に行きわたられることです。つまり、企業の期待する方向と社員の目標を、理解の上で一致させることができます。他にも、OKRの設定により社員にとっての自分の仕事が明確になります。それにより無駄な仕事を排除するという意識を持って仕事に従事しやすくなります。また、他部署や他社員の仕事の進捗状態も把握しやすくなるため、社員による相互協力や相互理解が促されるという効果もあります。そして企業の目標の中での自分の役割を明確に認識することで、良い意味でのプレッシャーや刺激を受けながら仕事を行えるようになります。

OKRは、社員の高いエンゲージメントを生む

OKRの導入により、社員は仕事の目標と意義を明確にすることができます。社員は仕事への意欲と責任感、そして組織の一員である安心感を抱いて仕事に取り組むことができるでしょう。社員のエンゲージメントを高める効果も期待できることから、OKRは今後ますます注目される目標管理手法となるはずです。

目標管理とその達成、できていますか?もし不安を感じる方は、OKRによる設定を検討してみましょう。

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