【ステップバックとは?】柔軟な働き方に対応した制度づくりのために

一般的に、キャリアを後退することにはマイナスイメージが持たれがちです。
しかし、あえてキャリアの後退を選択する「ステップバック」という考え方も最近注目を集めています。
柔軟な働き方を求める声が増えている現代では、従来の人事評価制度を見直す必要があるのかもしれません。

本記事でステップバックについて、解説します。

ステップバックとは

人事におけるステップバックとは、キャリアの後退を意味します。
たとえ現在の役職や収入が下がるとしても、将来的なキャリア形成を見据え一時的に後退を選択するという考えです。

キャリア形成というと、昇級や昇格といったステップアップを目指すのが一般的でしょう。
しかしステップバックは、あえてマイナスとも捉えられるような進路変更をすることで、自身の成長や目標達成を目指します。
一見真逆とも思われる後退でも、最終的にはステップアップに繋がるかもしれないのです。

ステップバックの思想は、世界的な経済新聞から広まった

ステップバックと言う考え方は、2007年にアメリカの経済新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」に掲載された記事がきかっけで注目されるようになりました。

その記事には、ステップバックによってCEO(最高経営責任者)に上り詰めた、ある男性の事例が紹介されています。
単調で退屈なキャリアパスに疑問を抱いた彼は、一流企業の会計職で将来安泰だったにもかかわらず、海外拠点への異動を申し出ます。
その後、大手企業のCFO(最高財務責任者)に任命されますが、ここでも職務を全うせずに事業部門へステップバックしました。
その結果、最終的に彼はCEOとなっています。二度のステップバックを経て、そのキャリアを築いたのです。

ステップバックにより、異なる分野の経験を積むことができる

ステップバックの主な例としては、配置転換転職などが挙げられます。
所属する部署が変わることで、これまで得られなかった新たな知識や経験を積める点がメリットといえます。
さまざまな経験を通して、自分の適性や可能性に気づくこともあるかもしれません。

ステップバックをすることは、個人の目標やキャリアパスを明確にする良い機会にもなります。
それが現在の仕事のやりがいを高め、モチベーション形成にも役立つことでしょう。

ステップバックが人材流出の防止に

社員の中には、妊娠や出産、介護などを理由に、退職せざるを得ない人もいます。
このような人材を失わないためにも、企業は、多様な働き方に合わせた人事制度を整備することが大切です。

例えば、ステップバックによって責任のある役職からライフワークバランスを取りやすいポジションに異動させるという方法も考えられます。
そうして仕事と育児・介護を両立することができればその優秀な社員は退職せずに済みます。
このように、ステップバックができる制度を設けることで、貴重な人材の流出を防ぐことができるのです。

ステップバックは企業にも社員にもメリットが

すべての社員が、昇級や昇格を望んでいるとは限りません。
企業としては、柔軟な働き方を認め、一人ひとりの社員に合ったキャリアパスを用意することが大切です。
柔軟な働き方を採用している企業は、多くの求職者にとって魅力的であり、優秀な人材も集まりやすいといえます。加えて、既存の人材の流出防止にも有効です。

ステップバックの考えを取り入れて、働きやすい環境を整えていきましょう。

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