2019年10月より、無料の勤怠管理システム「ハーモス勤怠 by IEYASU」は、freee株式会社が運営するクラウド人事労務ソフト「人事労務freee」とのAPI連携機能を開始いたしました。本稿では、「人事労務freee」と「ハーモス勤怠 by IEYASU」の連携方法についてご紹介いたします。
目次
「人事労務freee」とのAPI連携でできること
無料の勤怠管理システム「ハーモス勤怠 by IEYASU」の各勤怠管理サービスで管理している「従業員の勤怠情報」を、手作業による転記やデータファイルのエクスポート・インポート無しに、人事労務freeeに連携することが出来るようになります。 これにより、勤怠管理から給与計算までをシームレスに繋ぐことができ、前述のユーザー課題を解消することが可能となります。
「人事労務freee」の「勤怠サマリAPI」について
「勤怠サマリAPI」は、人事労務freeeに登録されている従業員の月次勤怠情報を参照・更新可能なAPIです。 このAPIを用いることで、人事労務freeeの各従業員の月次勤怠情報を取得し、他のサービスに連携する機能や、他の勤怠管理サービスで管理している勤怠情報を人事労務freeeに連携する機能を効率的に開発することが可能です。 APIの仕様等はfreee Developers Communityを参照ください。
API連携手順1.「ハーモス勤怠 by IEYASU」側での設定
API連携手順1−1.freee連携ボタンを選択
システム管理者のアカウントでハーモス勤怠 by IEYASUへログイン後、システム管理>システム設定>サービス連携>freee の項目より「連携」ボタンを選択してください。
「連携」ボタンを押すと、人事労務freeeのログイン画面へ遷移します。ハーモス勤怠 by IEYASU側での連携の設定は以上となります。
システム管理>システム設定>サービス連携>freee
API連携手順2.「人事労務freee」側での設定
API連携手順2−1.「人事労務freee」の連携画面へ
ハーモス勤怠 by IEYASU側で「連携」ボタンをクリックすると、人事労務freeeのログイン画面へ遷移しますので、自社のログイン情報でまずログインをし、そのあとに連携画面へ移動します。
API連携手順2−2.「人事労務freee」の連携する事業所選択
連携後、複数会社が登録されている場合、連携先の会社を選択してください。(1社の場合、こちらの画面は表示されません)
以上で、「人事労務freee」と「HRMOS勤怠」のAPI連携が完了しました。
次に、社員データの連携方法についてご説明いたします。
社員データ取込み手順「ハーモス勤怠 by IEYASU」への社員データ取り込み
社員データ取込み手順1−1.「ハーモス勤怠 by IEYASU」画面より「社員データ取込」
人事労務freeeに登録されている社員データを、ハーモス勤怠 by IEYASUへ取り込むためには、ハーモス勤怠 by IEYASU側から操作を始めます。システム管理者のアカウントでハーモス勤怠 by IEYASUへログイン後、システム管理>システム設定>サービス連携>freee の項目より「社員データ取込」ボタンを選択してください。
システム管理>システム設定>サービス連携>freee
社員データ取込み手順1−2.「人事労務freee」からの「取込」
表示されたメッセージにて「取込」ボタンを押すと、人事労務freee側から、
ハーモス勤怠 by IEYASUに登録がない社員データが取り込まれます。
なお、ハーモス勤怠 by IEYASUに登録がなく人事労務freeeから新たに取り込まれた社員については
ハーモス勤怠 by IEYASU上で以下の情報が追加登録されます。
ハーモス勤怠 by IEYASUログインID: freeeに登録されている「従業員番号」を使用します。
ハーモス勤怠 by IEYASUパスワード: 「生年月日」8桁がパスワードとして登録いたします。(例) 19900401 (1990/4/1の場合)
以上で、社員情報の取り込みが完了しました。
次に、毎月の勤怠データの連携方法についてご説明いたします。
月次データ取込み手順「人事労務freee」へ勤怠データ取り込み
月次データ取込み手順1−1.「ハーモス勤怠 by IEYASU」画面より「月次レポート送付」
毎月の勤怠データを人事労務freeeへ連携させるためには、ハーモス勤怠 by IEYASU側から操作を始めます。
システム管理者のアカウントでハーモス勤怠 by IEYASUへログイン後、システム管理>システム設定>サービス連携>freee の項目より「月次レポート送付」ボタンを選択してください。
システム管理>システム設定>サービス連携>freee
月次データ取込み手順1-3.認証・設定・勤怠データの連携
人事労務freee側にて認証後、「勤怠データ」を「月度」を指定しデータ連携します。
※固定時間制のみに対応(裁量労働制、フレックスタイム制には対応しておりません)。HRMOS勤怠側で本機能をご利用中のお客様に関しましては、通常時間(日次勤怠画面での集計データ)のみが連携対象データとなります。
以上で、「HRMOS勤怠」から「人事労務freee」への月次勤怠データの送付が完了しました。