2018年夏。東京の朝を変える、「時差Biz」で働き方改革はいかがですか?

駅のホームを埋め尽くす人の波、ギュウギュウ詰めの満員電車・・・。働く人の中には、毎朝の通勤ラッシュが大きなストレスになっている方も多いのではないでしょうか?
通勤時の混雑が特に激しい東京都では、通勤時間をずらして満員電車の混雑緩和を促進する「時差Biz」を実施中。御社の働き方改革の一環として、時差Bizを取り入れてはいかがでしょうか?

「時差Biz」と働き方改革の関係性

東京都と鉄道会社、そして鉄道利用者である企業が連携して進める「時差Biz」は、2018年で2年目の取り組み。「満員電車の混雑緩和」が働く人の労働意欲や生産性の向上に寄与することから、働き方改革の一環として注目されています。

働く人にとってみれば、朝早く出勤して早めに帰宅することで、通勤ラッシュを回避できることの他に、プライベートの充実を図ることができるでしょう。もちろん、通勤時の混雑に巻き込まれないことで、気持ちよく始業を迎えられることは言うまでもありません。

一方、企業にとっても、労働者の意欲や生産性が高まることは嬉しいメリットですし、結果として時間外労働を削減できれば、経費削減につながります。また、「時差Biz」公式サイト上で参加表明することで、参加企業一覧に社名・業界名が掲載され、さらに社内の取り組みを「参加企業の取組PR」として掲載することができます。企業イメージのアップにつながること、間違いなしですね

単なる混雑緩和の域を超え、様々なメリットが想定される「時差Biz」。さっそく、公式サイトをチェックしてみましょう!

参考:東京都「時差Biz

会社が準備すべきこととは?「時差Biz」導入のポイント

実際に企業が「時差Biz」に参加する上では、始業・終業時間の変動に柔軟に対応できる制度の導入が不可欠です
具体的には、下記の制度が想定されます。

〇 フレックスタイム制
コアタイムを設定しつつも、始業・終業の時刻をフレキシブルに設定することのできるフレックスタイム制は、「時差Biz」参加においては最も適した労働時間制であるといえます。

出典:厚生労働省「フレックスタイム制の適正な導入のために

〇 サマータイム制

出典:環境省「サマータイムパンフレット

7月から8月にかけて世界各国で実施されているサマータイムは、日照時間の長い夏の間、時計の針を1時間進めて生活する制度です。日本では未だ導入されていないものの、最近では「ゆう活」として取り組みが推奨されていますね。会社独自で就業規則に夏時間を規定し、サマータイム制を実施することは出来そうです。

参考:政府広報オンライン「ゆう活 - はじめよう!夕方を楽しく活かす働き方

〇 テレワーク
通勤混雑の緩和の観点から、「テレワーク導入」も時差Bizとしての活動のひとつとされています。テレワークとは、働く場所と時間を働く人が柔軟に選べるようにした新しい働き方です。従来は、毎日決まった勤務場所、勤務時間で働いていたものを、ICT (情報通信技術)の活用により、時間や場所にとらわれないワークスタイルを実現します。

東京都では、2017年より、東京オリンピックの開会式予定日に合わせて「テレワーク・デイズ」を実施し、テレワーク導入促進を図っています。

参考:総務省「テレワーク・デイズ

以上、「時差Biz」参加のカギとなる制度をいくつかご紹介しました。実際の導入の際には、十分な検討と社内制度の整備が不可欠です。社会保険労務士等の専門家と共に、慎重に制度作りを進めましょう。

夏の「時差Biz」期間中、広がる「時差Biz」支援の輪

東京都では、2018年7月9日~8月10日を「夏の時差Biz」期間として、参加登録企業を募集しています。「時差Biz」の実施を支援するため、鉄道会社では、早朝・夜間の臨時列車の運行やポイント付与キャンペーンの実施などを行っているようです。

参考:東京都「時差Biz_鉄道事業者取組レポート

2018年度は、冬にも「時差Biz」への取り組みが予定されているとのこと。夏の実施には参加への対応が間に合わなかった企業も、冬期に向けて準備をされてみてはいかがでしょうか?

「時差Biz」参加には、柔軟な働き方に対応可能な無料のクラウド勤怠管理システムIEYASUが便利です!

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