新年度からの変更をチェック!平成30年度の社会保険料総まとめ

社会保険料は、毎年、新年度に変更されます。従業員の給与に直接影響するため「うっかり前年度の数字で計算していた・・・」なんてことがあれば一大事!平成30年度の社会保険料を、もれなく確認しておきましょう。

平成30年度の雇用保険料率は前年度と同率

まずは平成30年度の雇用保険料率から。下記の表の通り、平成29年度より、事業主負担・労働者負担共に変更はありません。


出典:厚生労働省「平成30年度の雇用保険料率について

平成30年度の労災保険料率は、引き上げ・据え置き・引き下げあり

業種ごとに異なる労災保険料率について、平成30年度は平均労災保険率が前年の「1,000分の4.7」から「1,000分の4.5」へと引き下げられています。ですが、各業種で引き上げ、据え置き、引き下げが行われていますので、御社に適用される労災保険料率を確認しておきましょう。併せて、労務費率および第2種特別加入保険料率にも変更がありますので、下記よりご確認ください。


出典:厚生労働省「労働者災害補償保険法施行規則等の一部を改正する省令の施行について

労災保険料率については、複数の事業を展開する会社では、「どの業種の数字を見れば良いのか」が問題になることがあります。この点、結論としては「その事業所の主たる業態」に応じた保険料率が採用されることになっています。基準としては「売上比率」「人員比率」等の指標が考慮されますが、具体的な判定方法は都道府県ごとに異なります。判断に迷う場合には、所轄の労働基準監督署に確認しておくと安心です。

平成30年度の協会けんぽ保険料率は、引き上げ18支部、据え置き5支部、引き下げ24支部

協会けんぽの保険料率については、都道府県ごとに引き上げ、据え置き、引き下げが行われます。具体的な数字は協会けんぽのウェブサイトから確認し、給与計算時にミスのないようにしておきましょう。
併せて、平成30年度からの介護保険料率は、全国一律で「1.57%」に引き下げられました。介護保険料は、40~64歳の方で協会けんぽなどの医療保険加入者について、通常の保険料と併せて徴収されます。平成30年度の健康保険料率及び介護保険料率は、3月分(4月納付分)からの適用となります。


出典:協会けんぽ「平成30年度の協会けんぽの保険料率は3月分(4月納付分)から改定されます

新年度の保険料額表のダウンロードはこちらから
↓   ↓   ↓
参考:協会けんぽ「平成30年度保険料額表

平成30年度の「子ども・子育て拠出金」は引き上げの見込み

4月1日から変わる数字としてもう一つ、「子ども・子育て拠出金率」があります。「子ども・子育て拠出金」とは、子育て支援に活用される税金のこと。全額事業主負担で、従業員の厚生年金保険料と併せて徴収されます。「子ども・子育て拠出金率」は現在「0.23%」ですが、平成30年度に引き上げの可能性が高くなっています。さらに先日、一般事業主から徴収する拠出金率の上限を「0.25%」から「0.45%」に引き上げる旨の改正案が提出されており、平成31年度以降も段階的な引き上げが予定されています。

参考:内閣府「第196回 通常国会_子ども・子育て支援法の一部を改正する法律案の概要

新年度に先立ち、社会保険料の変更をおさえておくことは、人事担当者にとって基本中の基本です。もれなく確認し、給与計算や納付の際に間違いのないよう準備しておきましょう!

LINEで送る

ABOUTこの記事をかいた人

HM人事労務コンサルティング 丸山博美

起業したての小さな会社支援を得意とする社労士事務所、HM人事労務コンサルティング代表・丸山と申します。 創業当初の事業主様に不足しがちな「経験」「人脈」「知識」を、 社会保険労務士という立場からサポートいたします。 労務関連の手続きやご相談、就業規則作成、助成金申請・・・等々、どんなことでもお気軽にご相談ください!東京はもちろん、日本全国からのご依頼に対応させていただきます。