
オフィスにおいては現状、様々な形で新型コロナウイルス感染拡大防止策が講じられていることと思いますが、かつてない異例の事態への対応ゆえ、どうしても手探り状態となっている部分もあるのではないでしょうか。
厚生労働省は各労使団体向けに、職場における感染拡大防止に関わる要請を出しています。さっそく内容を確認し、現場における対応検討の一助にお役立てください。
目次
職場において必要となる「換気徹底」「接触・飛沫感染防止」「健康確保措置」
職場内で必要となる感染防止行動は、「換気徹底」「接触・飛沫感染防止」「健康確保措置」の3本柱で検討します。
《換気徹底》
- 必要換気量(一人あたり毎時 30立方メートル)を念頭に置き、
⇒職場の建物が機械換気(空気調和設備、機械換気設備)の場合、換気設備を適切に
運転・管理し、ビル管理法令の空気環境の基準が満たされていることを確認する
⇒職場の建物の窓が開閉可能な場合は、1時間に2回程度、窓を全開して換気を行う
《接触・飛沫感染防止》
〈接触感染防止〉
- 物品・機器等(電話、パソコン、フリーアドレスのデスク等)については複数人での共用をできる限り回避する。難しい場合にはこまめな消毒(※)を実施する。
※共有部分の消毒には、薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きすることが有効 - せっけんによるこまめな手洗いを徹底する(可能であれば、手指消毒用アルコールを職場に備え付けて使用)
〈飛沫感染防止〉
- 咳エチケットを徹底する
- 常に、人と人との間に十分な距離(目安として1メートル)を保持する
- 会話や発声時には、特に間隔を空ける(目安として2メートル)
- テレビ会議、電話、電子メール等を活用する
- 外来者、顧客・取引先等との対面での接触を控える
やむを得ない場合には距離(2メートル以上)を取る、又はマスク着用を徹底する
《健康確保措置の徹底》
- 疲労の蓄積(易感染性)につながる恐れがあるため、長時間労働を避ける
- 個々が健康管理を行う(十分な栄養摂取、睡眠の確保)
- 労働者の日々の健康状態の把握に配意する(体温測定や体調の確認等)
参考:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の大規模な感染拡大防止に向けた職場における対応について労使団体に要請しました」
職場における感染防止チェックリストもぜひご活用ください。
参考:厚生労働省「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」
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時差通勤やテレワークの導入を
同資料においては、①密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、②密集場所(多くの人が密集している)、③密接場面(お互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発生が行われる)といった3条件の成立を回避する目的での時差通勤、公共機関を利用しない方法(自転車通勤、徒歩通勤等)の積極的な活用、在宅勤務を推奨しています。
報道等では、在宅勤務導入の進まぬ現状を見聞きすることも少なくありませんが、ひとたびオフィスに感染者が出てしまえば、必然的に出社を要しない働き方を検討・導入しなければなりません。在宅勤務の導入については、「社内規程や環境の整備が難しい」「そもそもテレワークに適していない」等の課題もあろうかと思いますが、これだけの感染蔓延がみられることを鑑みれば、現場においては感染者が出る以前に可能な限りの対応を検討しておかなければなりません。事前準備に十分時間を確保できれば、助成金申請を見据えた取り組みも可能になります。テレワーク未導入企業においては、専門家である社会保険労務士と共に戦略的に準備を進めてまいりましょう。
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