【学校の勤怠管理】教員の多忙化解消が重要。学校の働き方改革はじまる

教員の働き方の問題点やその原因、現状についてが明らかにされた現在、こうした状況を改善するべく、文部科学省では学校における働き方改革を本格的に推進されます。

今後は、教育現場においても民間企業同様、適正な勤怠管理の徹底が求められることになるでしょう。

文科省が提唱する「学校における働き方改革」とは?

文部科学省では既に昨年末、「学校における働き方改革に関する緊急対策」として、学校指導・運営体制構築のために同省が行う具体的な方策をまとめています。

出典:文部科学省「学校における働き方改革に関する緊急対策 【概要】

資料では、下記5項目を柱として、今後国が主体となって行う具体的な取り組みが解説されています。

✓ 業務の役割分担・適正化を着実に実行するための方策
✓ 学校が作成する計画等・組織運営に関する見直し
✓ 勤務時間に関する意識改革と時間外勤務の抑制のための必要な措置
✓ 「学校における働き方改革」の実現に向けた環境整備
✓ 進捗状況の把握等

主な内容は民間企業における働き方改革と重複するものが大半ですが、「学校」という職場の性質を踏まえた取り組みの詳細が盛り込まれています。概要を見る限りでは、従来は特殊と考えられていた教育現場での労務管理が、これからは民間企業に準じた形で行われるものと考えることができます

今後はこの内容を元に、教育委員会や学校単位で働き方改革が行われていくことになりますので、学校関係者であれば必ず確認しておきましょう。

教育現場の働き方改革は、すでに自治体レベルで始まっています

「学校における働き方改革に関する緊急対策」に示された指針を元に、すでに教員の働き方改革を進める自治体が出てきています。

愛知県では、中学校で約40%、高校では約15%の公立学校の教員が勤務時間外の在校時間が月80時間を超えている現状を踏まえ、「教員の多忙化解消プラン」を策定し、対策に乗り出しています。同プランでは、平成30年度から32年度にかけての3カ年における目標値を設定し、「長時間労働の是正に向けた在校時間管理の適正化」「業務改善に向けた学校マネジメントの推進」「部活動指導に関わる負担の軽減」「業務改善と環境整備に向けた取組」の4観点での取組の内容が公開されています。

参考:愛知県教育委員会「教員の多忙化解消プラン

また、東京都では「学校における働き方改革推進プラン」が策定され、教員一人一人の心身の健康保持の実現と、誇りとやりがいを持って職務に従事できる環境の整備に向けた取り組みが提示されました。

参考:東京都教育委員会「学校における働き方改革推進プラン

同様の動きは、京都、滋賀、岡山、長野、福岡、香川、北海道などの都道府県単位の他、横浜市や静岡市、相模原市などの市町村レベルでも出てきている等、今後かなりの速度で現場に浸透していくものと思われます。

働き方改革の土台となる「教員の勤怠管理」

こうした自治体の動きの影響を受けてか、無料の勤怠管理システムを提供するIEYASUも、続々と学校への導入が進んでいます。働き方改革を考える上では、従来ブラックボックスとされていた教員の勤怠を適正に把握することが第一歩といっても過言ではありません。従来、単なる出欠確認としてしか機能していなかった学校の勤怠管理方法を一新し、勤怠の実態を目の当たりにすることで初めて、本格的に業務改善に向けた取り組みに目を向けることができるようになるのではないでしょうか?

教員の在校時間の把握に当たっては、管理職等の事務負担とならないよう、また学校外で就業にも柔軟に対応できるよう、ICTの活用によって把握・集計するためのシステム構築に努めるのが得策です。

通常の勤怠管理のみならず、各種レポート機能を用いた勤怠状況の分析も可能なIEYASUをご活用いただき、御校の働き方改革をスムーズに進めてまいりましょう。

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