【ハーモス勤怠の使い方】給与計算システムとの連携のすべて

いつも「ハーモス勤怠 by IEYASU」をご利用いただきありがとうございます。

「ハーモス勤怠」は勤怠管理システムですので、ハーモス勤怠内では給与計算をすることができません。給与計算システムを行うためには、必ず勤怠データを給与計算システムへ連携させる必要があります。

この記事では、その「給与計算システムとの連携」について詳しくご案内させていただきます。

給与計算システムへ連携する2つの方法

給与計算システムへの連携方法として「csv登録による連携」と「APIを用いた連携」の2つが挙げられます。

csv登録による連携

  • ハーモス勤怠から勤怠データをcsv形式で出力し、そのcsvを給与計算システムへ取り込む連携方法。
  • 勤怠データのcsv取り込みができる給与計算システムであれば、どのシステムでも連携可能。

APIを用いた連携

  • システム上の操作(ボタンをクリックする等)のみで勤怠データを連携する方法(csv入出力作業は不要)
  • API連携ができる給与計算システムであれば、どのシステムでも連携可能。
  • 「人事労務freee」「マネーフォワード クラウド 給与」「給与奉行クラウド」とのAPI連携であれば一定の設定で利用可能。
  • 上記以外の給与計算システムとのAPI連携は、開発によって利用可能。


「csv登録による連携」と「APIを用いた連携」の違いは、「ハーモス勤怠から勤怠データをcsvで出力し、そのcsvデータを給与計算ソフトに取り込む」という手間があるか、ないかの差になります。

【詳細】
Q. 【勤怠データ取り込み方法】給与計算における「API連携」と「CSV登録」の違い

【csv登録】による連携

まず、ハーモス勤怠から勤怠データをcsv形式で出力し、そのcsvを給与計算システムへ取り込む【csv登録】による連携方法をご紹介します。

どこからcsvデータを出力するのか

給与計算システムへ取り込むcsvは、[レポート > データ出力]の「月次集計データ出力」「日次勤怠データ出力」から出力します。

こちらで出力したcsvデータを給与計算システムへ取り込んでください。

月次集計データと日次勤怠データの違いは?

月次集計データ

「総労働時間」「実働時間」「残業時間」などの集計項目の1ヶ月の集計値が出力されます(1人1行で出力)。

日次勤怠データ
1日1行で出力されます。
(例)1月の日次勤怠データの場合は、Aさんの日次勤怠が31行分出力され、そのあとにBさんの日次勤怠が31行分出力されます。

1日の出勤・退勤時刻や休憩時刻が記録されており、それらをもとに、「総労働時間」「実働時間」「残業時間」などの1日の集計値が出力されます。

給与計算システムへの取り込みは「月次集計データ」が一般的

一般的な給与計算システムの場合は、月次で集計した勤怠データを取り込むことが多いため、「月次集計データ出力」から出力したcsvをご利用ください

一方、タイムカードでの運用のように、1日1日の出退勤打刻時間を給与計算に取り込み、給与計算システム内で集計を行う場合は、「日次勤怠データ出力」から出力したcsvをご利用ください。

【詳細】
Q. 【CSV出力】月次集計データと日次勤怠データの違いは?

Q. 集計データのサンプルCSVが欲しいです

【csv登録】による連携の事前準備

給与計算システムに合わせて、csvで出力する項目を選択する

給与計算システムへ取り込むcsvのテンプレート・項目に合わせて、勤怠データを出力できるかどうか」は重要な問題です。

【関連】
Q. 給与計算システムにインポートするcsv形式は自由に設定できますか?

ハーモス勤怠の場合、「総労働時間」や「法定時間外労働時間」「法定休日労働時間」「公休日数」「有給休暇日数」など、勤怠管理や給与計算に必要な集計項目は予めご用意しておりますそれらの集計項目の中から、給与計算システムへ取り込む集計項目を選択し出力する流れになります。

[システム管理>日次勤怠 項目設定]画面に、ハーモス勤怠内で集計される集計項目が全て並んでいます。この項目の中から、csvで出力する項目を選択します。
ちなみに、「出勤状況」よりも上に並んでいる項目は「日次勤怠データ」に、「出勤状況」よりも下に並んでいる項目は「月次集計データ」に反映されます。

Q. 日次勤怠項目設定>CSV出力での影響範囲について

csvで出力し給与計算システムへ取り込む項目は「csv出力」列にチェックを入れます
「登録する」ボタンをクリックし、「csv出力」列の値が「出力する」に変わっていることをご確認ください。

※なお、集計項目の中から出力する項目を選択することはできますが、その項目を並び替えて出力することはできません
※また、勤怠データで出力される際の従業員の順番も変更することはできません。従業員は、ハーモス勤怠へ登録された順(社員IDが若い順)で出力されます。

Q. 月次集計データのCSV出力項目の順番変更はできますか

ハーモス勤怠から出力する項目の集計ロジック

各項目の集計ロジックは、こちらのFAQにまとめていますのでご覧ください。
Q. 日次勤怠に表示する各項目の集計ロジックは?

Q. 各労働形態の計算ロジックは?

※システムで設定された集計ロジックは変更できません

【csv登録】による連携手順

Q. 【CSV出力】勤務時間をCSVで出力する方法がわかりません

手順①レポート画面から出力月度・出力対象者を選択しcsv出力

給与計算システムへ取り込むcsvは、[レポート > データ出力]の「月次集計データ出力」もしくは「日次勤怠データ出力」画面から出力します。

出力期間(月度)や出力対象者を選択し、「CSV出力する」ボタンをクリックします。

「データ出力 を受け付けました。完了次第メールでお知らせします。」と表示がされますので、届いたメールをご確認ください。

※メールは、CSV入出力時に「ログインしているアカウントに登録されているメールアドレス」宛に送信されます

【関連】
Q. CSV出力メールはどのアドレスに送信されますか?

手順②届いたメールのURLからcsvをダウンロード

メールに記載されたURLをクリックし、csvをダウンロードします。

手順③必要に応じてcsvを加工・取り込み

必要に応じて出力したcsvデータを加工し、給与計算システムへ取り込んでください。

【API】による連携

次に、【API】による連携の方法をご紹介します。

APIでの連携の場合、システム上の操作(ボタンをクリックする等)のみで勤怠データを連携させることができます。
例えば「マネーフォワードクラウド給与」とのAPI連携の場合、一度API連携を設定してしまえば、「対象期間」と連携させる「対象項目」を選択し、「勤怠をインポート」をクリックするだけで勤怠データの連携が完了します。

csvデータの出力・加工や、給与計算システムへのcsv取り込みも一切不要となるため、給与計算担当者の業務効率化に繋がります。

【API】による連携_特定のシステムとの連携とその他の連携

特定のシステムとのAPI連携について

◆SmartHR
◆人事労務freee
◆マネーフォワード クラウド 給与
◆給与奉行クラウド
◆ジョブペイ
◆enigma pay(エニグマペイ)  etc.

ハーモス勤怠側で、すでにAPI連携の設定をしている上記のようなシステムは、API連携をご利用いただけます。詳細は以下をご覧ください。

それぞれで、API連携の設定が必要になりますので、以下のFAQを参考にしながら設定をお願いいたします。
Q. API連携しているシステムはありますか?

【ハーモス勤怠の使い方】「人事労務freee」と「HRMOS勤怠」の連携方法

【ハーモス勤怠の使い方】「マネーフォワード クラウド給与」と「HRMOS勤怠」の連携方法

【奉行APIコネクトサービス】完全無料のクラウド勤怠管理システム 給与連携

※給与奉行クラウドとの連携の詳細に関しましては、給与奉行クラウドの担当者へお問い合わせください。

社内の基幹システムともAPI連携が可能

上記のシステム以外と連携する場合は、各自でAPIの設定をしていただく必要がございます。
弊社システムは「HRMOS勤怠 API仕様書」を公開しておりますので、その仕様書を元にAPIの設定をお願いします。

APIをご利用いただくと、ハーモス勤怠内部に格納されるデータのうち、利用可能なデータの取得・更新を行えるようになりますので、是非ご活用ください。

【活用事例】

1)給与計算システムに月次集計データを連携
2)日々勤怠データを取得し、基幹システムへ連携
3)独自のアラート生成のために勤怠データを取得
4)管理職向けのレポート自動生成

【詳細】
Q. APIは利用可能?(基幹システムと連携させたい)

今後も皆様からのご要望をもとに機能拡張を進めて参ります

今後も皆様からのご要望をもとに機能改善・機能拡張を進めて参ります。

是非「無料の勤怠管理システム ハーモス勤怠 by IEYASU」ご利用いただき、皆様からのフィードバックを頂戴できれば幸いです。

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