【シェアードサービスとは】コーポレートを集結!効率化を測れ

主に子会社を多く持つグループ企業に魅力的とされる「シェアードサービス」という形態。ご存知でしょうか?大きく育った企業ならではの人事・労務上の課題解決手法として注目されています。

シェアードサービスとは?コスト削減を図る経営手法

シェアードサービスとは、企業の中で人事や総務などコーポレートを担う部門を一つにまとめる事で、業務の効率化やコストの削減を図る経営手段を言います。人や設備の集約及び業務を標準化する事で、業務の透明性や内部統制品質の向上などの効果を期待しようとしているのです。
近年では、合併や経営統合で、業務品質の改善やコスト削減を目的としたシェアードサービスを導入する企業が増えています。
国内の需要が縮小している影響で、海外進出に活路を見出している日本企業は増加しており、企業側としてはグローバル人事の構築が最優先課題の一つとなっているのです。またそれと並行し、人事や総務など間接部門を集約による業務改革も急がれており、シェアードサービスの導入は今後も増加すると見られています。

シェアードサービスが企業の間で注目されている理由とは?

多くの企業に注目されているシェアードサービスですが、そのワケのひとつに「グローバル化した経営環境」があります。経営のフィールドとしてのグローバル化は進むものの、現地の社員と日本側の社員との間に待遇や評価の差が生まれてしまっては問題に発展しかねません。そのような不公平が生まれないようにするために、グローバル人事の導入は必要不可欠と言えます。
そのため、国内だけでなく世界中の間接部門を一つにまとめ、組織として機能させる必要があることから、シェアードサービスに高い関心が寄せられているのです。
また「専門組織の需要拡大」もシェアードサービスが注目されている理由といえるでしょう。IT技術を用いた専門組織設立の必要性はますます高まっており、安定したサービスを提供するためにも、シェアードサービスへの関心度が増していると考えられています。

シェアードサービスとBPOの異なる点とは?

シェアードサービスは業務の効率化が期待できるという点で、よくBPOと一緒に議論されることがあります。BPOとは、ビジネス・プロセス・アウトソーシングを略した呼名で、人事や総務、経理など間接部門における業務を全て外部の企業やグループ子会社に委託することで、コスト削減と業務効率化を図る経営手段の一つです。
一方シェアードサービスは、分散化されているグループ内の業務を1箇所にまとめてコスト削減と業務効率化を図る経営手段です。つまりシェアードサービスとBPOでは、業務の委託先がグループ企業か外部企業かという違いがあるのです。

シェアードサービスを導入して企業改革を行いましょう!

シェアードサービスを導入することは、企業の規模が大きければ大きいほど、業務の効率化やコスト削減が実現しやすい経営手法と言えます。導入する際は、多額の初期費用や長期的な運営なども必要となりますが、その分メリットも多いのは間違いありません。企業改革を実行したいと考えているあなた、シェアードサービスの導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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