【今さら聞けない採用代行】その意味や背景、説明できますか?

いわゆる「採用代行」は採用活動を行うほとんどの企業が導入しているサービスの一つです。あなたの会社でもそうでしょうか?「採用代行」と言われるサービスの意味、背景、また人材派遣との違い、活用するメリットについて確認してみましょう。

採用代行の意味と背景

採用代行とは、採用活動に関する業務一切を採用代行会社が行う人材サービスのことです。採用活動をアウトソーシングするということと言えます。
近年は売り手市場の傾向が強いと言われています。これは2016年の大卒生の就職率が97%と高い水準であることからも明らかでしょう。こういった実情ですと、学生はいろいろな企業から内定をもらうことができるようになります。それゆえ内定辞退者は以前よりも増して採用が長期化してしまうのです。こうした背景から、企業としては優秀な人材を雇用するためにさまざまな採用手法を用いる必要があり、その負担を軽減するために採用代行が活用されています。

採用代行の具体的な業務

採用代行で委託できる業務は様々です。選考から内定まですべてのプロセスを任せることもあれば、いずれかのステージのみを委託することもあります。よくあるのは、募集計画の立案とその関連業務です。具体的には、どの求人媒体に依頼するのかや就職説明会をどのくらいの頻度で行うのかについて考え、そしてサイトを通じてエントリーされた応募者への対応が業務となります。この場合は、代行を依頼した企業の人事部が面接のみを行って採用の可否を決定することとなります。大手人材会社や採用コンサルといった企業は、このような活動をサービスとして提供しているのです。

人材派遣とは異なる採用代行

人材派遣とは、派遣会社に登録している人員を企業に紹介するというサービスです。短期間で雇用を獲得できるという意味では非常に有益な人材サービスですが、企業にとってはあくまでもスタッフの補充という意味合いでしかありません。また人材派遣の場合はいろいろな人から採用するのではなく、登録社員から選ぶこととなりますので、そのプールは限られたものです。一方で採用代行の場合は、市場に出ている非常に多様な人材から募集でき得ることとなります。さらに、採用代行を行うスタッフは採用に関するノウハウや知識を持ったプロフェッショナルであるため、正社員を採用したいなら高い質を期待することができます。

採用代行を上手に活用できるかどうかはあなた次第

採用代行のメリットとしては、採用のプロフェッショナルに優秀な人材の確保を依頼できることと言えるでしょう。また、人事部がコア業務に集中できることもメリットの1つです。実務をアウトソーシングすることで、人事戦略や求職者の合否の判断といった、重要な業務に集中的に取り組めるようになります。
とは言え、採用代行を活用する場合でも投げっぱなしでは良い求職者と出会うことは難しいでしょう。担当者同士で蜜なコミュニケーションを取るよう心がけ、良い結果が得られるようにしましょう。
採用代行を上手に活用できるかどうかは、あなた次第です。

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