【プロパー社員とは】雇用形態の多様化に伴い生まれた言葉

「プロパー社員」という言葉をご存知でしょうか?

プロパー社員は会社にとってどのような存在でしょうか?
本記事では、プロパー社員とはどんな社員か、多様化する雇用形態で発生する問題点も含めご紹介します。

プロパー社員とは

プロパー社員とは、同じ社内で様々な雇用形態が混在する場合、『正規雇用社員』を特に指す言葉です。
特に中途入社や出向社員を除いた『新卒入社をした人材』を指して使用されることが多いです。

プロパー社員の特徴:貢献意欲

新卒から会社にいるプロパー社員なら、入社当初から様々な教育を受けて「会社の考え方が深く浸透した」社員として育てることができます。最初の会社ということで、彼らにとっての会社のスタンダートとなると同時に、会社の思想に深く長く馴染むことで、業務に対する理解度が高いばかりでなく、会社に貢献する気持ちが強い人物となることが期待されます。
さらに、正規雇用されているプロパー社員たちには、ほとんどの場合に同期入社の社員もいることでしょう。同期と互いに切磋琢磨しあう関係が築かれることで、会社への貢献心や愛着もさらに高まるでしょう。

プロパー社員とその他社員の違い

プロパー社員に期待されることは、後に会社を背負っていける人材になってもらうということです。入社時から研修を受けたり資格取得の援助があるのがその現れです。一方、期間社員や派遣社員などに求められることは『即戦力』であり、社会経験もある程度あることが望まれます。

また、プロパー社員は入社時から社内の人達と交流を深めながら仕事に慣れていくため、人間関係を築きやすく比較的スムーズな業務遂行が可能と言えます。一方中途社員の場合、この人間関係のプロセスでつまずくケースが多いようです。外部から入ってきたばかりだと業務遂行におけるの流れもつかめない上、阿吽の呼吸でコミュニケーションを取ることのできるプロパー社員たちとの間には溝が生じやすいのです。

雇用形態の違いで生じる問題

プロパー社員と中途社員、パート、アルバイト社員などの非正規雇用社員の割合が近ければ近いほど、派閥というものが生まれやすくなります。またそうでなくとも、プロパー社員と非正規雇用社員の間に格差があると相談がしにくい環境ができたり、それゆえに問題を抱え込んでしまうことが多くなりやすいです。雇用形態が様々あるということは各々に雇用上のメリットがあるということですが、お互いにその理解が薄いと存在価値を否定してしまう思考や行動が生まれる可能性があります。
お互いに溝が深まると、円滑な業務遂行に支障をきたしてしまいます。それぞれがきちんとした理解のもと業務に臨めるよう、企業としては環境作りや教育に配慮する必要があります。

有能な中途社員であっても、その力を発揮できる前に辞めてしまうのでは企業にとって大きな損失となります。プロパー社員のみならず、他の社員全員が仕事をしやすい環境を作ることは会社にとって大きな利益を生むことに繋がることは間違いありません。

これからも多様化する雇用形態と働き方

雇用形態が多様化する中で、定着率の良いプロパー社員は会社にとって宝のような存在です。しかし、プロパー社員の環境ばかりに気をとられることなく、非正規雇用の社員も同様に大切な人材であることを理解しましょう。働き方が多様化する現代において、これからますます新しい働き方が増えていくことが予想されます。企業を支える全ての雇用者が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、適切な教育と環境作りをしていくことが企業の経営者にとって重要な課題となります

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