【イベントレポート】コロナ禍での新卒採用成功術|内定辞退0を実現する8つのポイント&在宅勤務での勤怠管理のコツ

去る2020年7月28日、打刻ファースト運営のIEYASU株式会社は、無料のセミナー『コロナ禍での新卒採用成功術|内定辞退0を実現する8つのポイント&在宅勤務での勤怠管理のコツ』を開催いたしました。

テレワークや時差出勤など、働き方や企業の在り方にも大きな影響を与えている新型コロナウイルス。この混乱の中、新卒採用に危機感を抱いている企業様も多いのではないでしょうか。
本セミナーでは、株式会社Legaseed 代表取締役 近藤悦康氏にもご登壇いただき、「オンラインでも内定辞退を出さない新卒採用8つのポイント」について講演していただきました。さらに、無料の勤怠管理システムIEYASUで行う在宅勤務の管理方法や、企業の対応状況や傾向(フレックス導入など)を実際のお客様の声も含めてご紹介いたします。

セッション1 - オンラインでも内定辞退を出さない新卒採用8つのポイント

スピーカー:株式会社Legaseed 代表 近藤悦康

2021卒の新卒採用市況の最新情報

就職内定率は7月1日時点で、2021卒は73.2%。2020卒は85.1%で、11.9pt減少

●飲食・宿泊・運輸・小売などのサービス業を中心に内定数減少。建設業・医療・福祉業は増加傾向。

●従業員300名以上の大企業は20卒より内定数増加傾向。
299名以下の中堅・中小企業は減少傾向。
中小企業はオンライン化の対応に遅れ、 採用活動の一時中断・延期の影響が大きいと予測

●21卒採用活動でオンライン対応を行った企業は64%。 全てをオンライン化できている企業は28%。
検討企業を含めると40%が完全オンライン化にシフト傾向

●現内定保有者で就活を継続している学生は 7月末までに半数以上が就活を終了予定。 未内定者も9月末までには半数以上が終了予定

●2021卒の大卒求人倍率は 去年1.83倍から今年は1.56倍まで下落を予測。 総求人数は、約10万人分減少はするものの 1.0を切ることはなく、売り手市場は変わらず続く

2022卒の新卒採用市況を考える

●22卒の就活生は昨年よりも 就活が「非常に厳しくなる」が約30ptも増加。 危機感の強さから早期活動準備に繋がっている

●オンラインでの就活サービス利用は 約8割の学生が肯定派。 合説やイベント、説明会などはオンライン化が加速する

●学生の94%はインターンシップに 参加したい/参加する予定と意欲が高い。 オンラインインターンへの肯定派も約9割と高い

●インターンの参加時期は夏季休暇中の8・9月に集中。 但し、10月以降も約50%前後を推移しており、 早くも秋・冬の参加を検討している学生も多く、 インターンと採用の直結は今後も継続する

●84%の企業がインターンシップの実施を検討。 採用人数が41名以上の企業は全社インターンを実施予定。 採用人数が多い企業ほどインターンの実施を検討している。

●インターンシップを全てをオンラインで実施する企業は約6%。 対面とオンラインの併用型を約47%の企業が予定。 但し未定が約35%あり、実施方法を模索している企業も多い
※約95%の企業が21卒までに オンラインインターンシップの実施経験はなく、22卒よりチャレンジすると計画

●オンラインツールとして検討されているものは18種類。 最も多いのが43社中27社が「Zoom」 次いで9社が「Microsoft Teams」と回答。

今後の新卒採用市況:変化のチャンスの波到来

上記の市況から言えることは「変化のチャンスの波が到来している」ということです。

良い人材を獲得しやすく、内定辞退率も低下、さらに効率化・属人化の解消も見込めます。

2022年卒の鍵は「オンライン化」

株式会社Legaseedの、2021年卒新卒採用は、2020年7月20日現在で内定承諾率は100%
過去3年間累計 内定承諾率97.9% となっており、オンライン採用に切り替えても高い水準で承諾率を保っています

株式会社Legaseedの採用は、試行錯誤の結果、現在は「完全オンライン化」を実現しました。

22卒採用の鍵は「オンライン化」です。

できるだけ採用活動は「オフライン(対面)で」という発想から
できるだけ採用活動は「オンラインで」という発想に変える必要があります。

オンラインでは厳しいとされる採用領域

「2022卒の新卒採用でWEB化する・WEB化を検討する採用プロセス」に関する調査でも、
説明会、個別面接・面談のオンライン化検討は50%を超えていますが、 それ以外のプロセスは20%程度にとどまっています(=オンライン化は難しいと認識されています)

では、オンライン化は厳しいとされる領域を含めて、採用を完全にオンライン化するにはどのようにすれば良いのか。
完全オンライン化を果たした株式会社Legaseedの取り組みをご紹介させていただきます。

オンライン採用を実現した株式会社Legaseedの実例

まずはインターンシップのオンライン化です。
超・実践型インターンシップ SURVIVAL

知名度で学生が集まる大企業とは異なり、中小企業の場合は、知名度ではなく「企画力」で学生を集めます。私たちが採用・インターンシップを企画する場合、必ず「ストーリー」から立案します。学生がインターンシップを受ける価値を強く押し出すことで集客します。

■「超・実践型インターンシップ SURVIVAL」のストーリー

今回のインターンシップの5STEPのうち、STEP3まではオンラインで行なっています。

オンライン会社説明会の実績

「OPEN COMPANY」という3時間のオンライン会社説明会では、社長講話・オフィスツアー・座談会・ワークの内容を盛り込みました。
社長講話・オフィスツアーでは、予め作成していた動画を視聴してもらい、座談会やワークはリアルタイムの交流ができるように企画しています。

【説明会参加者】
・6月参加者:1,405名
・7月(7/28時点)参加者:684名
・7/30の「OPEN COMPANY」予約者:652名

参加者・予約者数だけでなく、
・学生満足率100%
・次選考参加希望率約85%
となっており、内容も満足していただけいることが見てとれます。

オフライン合同説明会不参加。オンライン合同説明会の効果

また、この情勢ですので、今年度のオフラインの合同説明会はすべて出展を控え、オンラインの合同説明会・イベントのみ出展しました。

集客や誘導に不安はあったものの、何が効果があるかは試さなければわからないということで、オンライン合説のみの出展に踏み切りましたが、実際は、一回の視聴約1200名に上り、視聴者のうち OPEN COMPANY(会社説明会)へ予約した方も556名となりました。

また、オフラインの合同説明会よりも着席率も高く(60-80%)、さらに地域に限定されることなく地方の学生や海外にいる留学生にも視聴してもらうことができ、オンライン合同説明会・イベントにも十分効果があるということが明確になりました。

オンライン採用での集客

懸念していたオンラインでの集客についても、新人の社員と内定者を中心に企画をしてもらい「自分たちで学生が来たくなる場をつくり」「内定者や選考学生に呼び掛け」を行なってもらう自社マーケティングにより集客を行いました。

■キャリセツ(自分のキャリア取扱説明書をつくるセミナー):1週間で800名

↓キャリセツ参加者を中心にSNSマーケティング

■キャリフェス(多数の経営者や専門家の話を聴けるイベント):1000名

採用活動オンライン化の7つのメリット

採用活動オンライン化のデメリットの解消法

未来を創造できる人材獲得のため命を投資するに値する会社へ

採用活動においては「会社の未来を創造できる人材」を獲得しなければなりません。
2045年に人類の知能を超える 「シンギュラティ」を迎えるという見方もある中、ビジネスモデルの転換期にさしかかっています。「過去20年会社で活躍している社員が、次の20年にも同じように活躍できるか」という視点をもって採用に臨む必要があります。

採用は会社としては3億円の投資活動。入口管理(選考・人材の意極め)を失敗すれば、大きな「しっぺ返し」がやってきますので、慎重に採用要件を定めなければなりません。

人材を採用するということは、その人の「命・人生の時間を投資していただく」ことと同義です。

投資に値する会社を作らなければ良い人材は獲得できません。良い人材が獲得できなければ社長や現在の社員のキャパシティを超えることができず、会社として衰退してしまいます。

したがって、「命を投資に値する会社」を作ることが最重要となります。

選ばれる会社になるための8つのポイント

「働きがい」と「働きやすさ」の両立

セッション2 - 無料の勤怠管理システムIEYASUの効率的な使い方

スピーカー:IEYASU株式会社 代表取締役 川島寛貴

勤怠管理システム「IEYASU」とは?

人数無制限・無料で利用することができるクラウド勤怠管理システムで、Webブラウザもしくはスマートフォンアプリから簡単に打刻ができるサービスです。カードリーダやNFC対応機器を利用し、手持ちのSuica等で打刻することも可能です。さらに、拠点のIPアドレスを設定することで不正打刻を完全に防止!

出退勤時刻はもちろん、有給取得等の各種申請の管理をすることもできます。日報管理・給与明細の管理機能も無料で利用できる。
課金して有料版にアップグレードすることで、データの永続的な保持や、オンライン問い合わせ等のサービスが追加されます。

●無料のクラウド勤怠管理システム 「 I E Y A S U 」
●無料のクラウド日報管理システム 「 I E Y A S U 日報管理 」
●無料のWeb給与明細システム 「 I E Y A S U 給与明細 」

IEYASUは労働生産性の向上をめざす

日時勤怠管理では「予実管理」が、そして日報管理では「プロジェクト毎の工数管理」を行うこともできます。単純な時間管理をするだけではなく、作業にかかる時間を意識することを促すシステムを作っています。効率化できる部分とアウトソースできる部分を見極め判断し、有効的に時間を使う働き方を実現させましょう!

2020年6月に「IEYASU」に寄せられた声〜在宅勤務について〜

新型コロナウイルスの影響により、2020年3月-6月にかけて勤怠管理システムIEYASUの申込者が急増しました(通常の約3倍)。そのIEYASU利用者の方々にお話しをお伺いすると、緊急事態宣言が解除された6月以降も各システムのクラウド化など在宅勤務の対応に追われる企業様が多いようです。

社員向けに行なった在宅勤務に関するアンケート結果でも「思いの外在宅勤務は良かった」「意外とできた」「通常勤務に戻りたくない」という意見が多いと伺います。この状況で、緊急事態宣言が解除されたのですべて元どおりにする、在宅勤務から通常勤務に戻すだけでは社員は離れていきます。

【参考】

出典:東京都産業労働局「テレワーク「導入率」緊急調査結果

【2020年3月-6月の申し込みのきっかけ】

2020年3月-6月に勤怠管理システムIEYASUにお申し込みいただいた方々の申し込みのきっかけをお伺いすると、「在宅勤務を続けたい」「フレックスタイム制、時短勤務などに対応する必要がある」等が挙げられました。また、「新型コロナウイルスの影響で経営が悪化したため、もともと利用していた勤怠管理システムから変更し少しでもコストを削減するため」というご意見もありました。

低コスト(0円〜)で、在宅勤務やフレックスタイム制にも対応できる勤怠管理システムIEYASUをご活用いただけますと幸いです。

IEYASUのご好評をいただいている便利な機能

・打刻から情報確認まで全てスマートフォンで完結
・レポートも自由に出力可能。グラフ等ビジュアルで見ることも可能
・予実管理が可能で、予定と実績をグラフで見れる
・日次勤怠画面から業務割合を申請できる
・日次勤怠画面から経費精算・資料添付ができる
・勤怠アラートも自由に設定可能
・全社員に情報を発信できるお知らせ機能も実装
・slack、LINEでの打刻
・労働基準法に完全対応した残業管理レポート
・打刻漏れなどのエラーを一覧で確認できる勤怠エラーレポート
・様々な人事労務システム、給与計算システム等とのAPI連携
・人気機能ランキングベスト5

各種マニュアル・コンテンツも充実

各種マニュアル・FAQコンテンツ・記事・動画などを充実させています。
もし何か設定で分からないことがありましたら検索エンジンで検索していただければヒットするようにしておりますので是非ご活用ください。

●IEYASU_FAQサイト
「どの種類のICカードが利用できますか?」「休憩時間の自動追加はできますか?」等、具体的な「Q:質問」と「A:回答」をセットで掲載しております。随時内容は更新しておりますので、設定や運用にて何か疑問がございましたら、まずこちらのサイトから検索してください。

IEYASU_FAQサイト

●人事労務メディア「打刻ファースト」
人事労務に関する情報や人事担当者がチェックすべき内容等を記事にして定期的に発信しています。
他にもIEYASUの活用方法なども記事にしています。
(例)勤怠管理IEYASUの使い方『届出申請を利用した「残業申請」の使い方』

人事労務メディア「打刻ファースト」
●IEYASU_YouTubeチャンネル
IEYASUの初期設定動画や、機能を紹介する動画はもちろん、無料公開しているセミナーやオンライン質問会の動画、さらには人事労務に関するお役立ち情報を配信するNEWS動画など、様々な動画を配信しています。

IEYASU_YouTubeチャンネル

在宅勤務における勤怠管理のポイント

在宅勤務を推進するためのポイントが4つございます。

①出退勤は確実に
在宅勤務やフレックスタイム制により勤務開始・勤務終了の境目が曖昧になりがちになります。特に、子育てを行ながら在宅勤務を行う場合などは、中抜けしなければならない場面も多く正しく勤怠を管理することが難しくなります。

クラウド勤怠管理システムを導入して、まずは出退勤だけでも正確に記録してもらう、できるだけ打刻で記録してもらうことが重要になります。

②フレックス対応
在宅勤務なら必須と言えるほど、在宅勤務と同様にフレックスタイム制を導入する企業が多いです。
就業規則等の整備に加え、フレックスタイム制を管理できる勤怠管理システムの準備・設定等が必要になりますので、まずは社会保険労務士に相談をしましょう。

③メンタルヘルス対応
在宅勤務におけるメンタルヘルスにも注意を向ける必要があります。「通常勤務よりも家族の問題に向き合う機会が増える」「同僚や上司等とコミュニケーションが取りづらい」「孤独を感じやすい」等の課題を抱えやすく、メンタル面での健康管理も重要になります。(IEYASUへのお問い合わせも、メンタルヘルスに関するお問い合わせが6月は増加しました)

④会社としての対応
まずは、社員の状況について確認するためのアンケートを取る等、在宅勤務に会社として取り組む姿勢を示しましょう。
アンケートと取り在宅勤務を継続したいという声が多いのであれば、対応せざるを得ない状態になります。まずは実態を把握すること、対応せざるを得ない状況をつくることが、在宅勤務推進のポイントになります。

無料セミナーは定期的に開催中!

登壇した2社のセミナー内容レポートでした。
これらをぜひ参考に、貴社の働き方も見直してみてはいかがでしょうか。

IEYASU株式会社は、IEYASU活用セミナーや働き方を見直すヒントとなるセミナーを定期的に開催しておりますので、是非ご参加ください。

【無料セミナー】大学産業医が実践|withコロナ時代のメンタルヘルスマネジメント&在宅勤務での勤怠管理の極意|8月4日(火)14時@オンライン

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