残業時間を削減するためには、社員自身が自分の労働時間に自覚的であることが重要です。
今回は、「あと何時間残業をすれば36協定の上限を超過してしまうのか」「今月・今年は、あと何時間残業が可能なのか」を、社員自身が把握できる仕組みについてご紹介いたします。
目次
このような「ご希望」「お悩み」はありあせんか
■残業を「予防」したい
勤怠アラートで本人や承認者、管理者に注意喚起を行うことはできるが、「注意喚起を行わなければならない(=すでに残業時間を超過しそうになっている)状態になる前に、予防したい」
■本人に、残業時間を自覚してほしい
承認者や管理者であれば、レポート画面から残業集計値を確認し、上限時間を超過してないかどうかを確認できるが「本人にも自身の残業時間をリアルタイムに把握してもらい生産性を意識してもらいたい」
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36協定を締結していても、「今自分が36協定を超えて勤務していないか」「今月はあとどれだけ残業できるのか」を社員自身が認識していなくては、予防は難しくなります。今回は、社員自身に、残りの「残業可能時間」を自覚してもらう方法についてご紹介いたします。
社員自身に残りの「残業可能時間」を自覚してもらう方法:集計項目の表示
日次勤怠画面に「残業可能時間」を表示させる
「日時勤怠」画面の下部集計欄に、「残業管理(年間)」「残業管理(月間) 残業時間:36+法定休日労働」という項目を表示させることができます。この中の「残業可能時間」をご覧いただければ、36協定の上限時間に対して、残りの残業可能時間を確認することができます。
年間を通して、あと何時間残業ができるかを表示する「【残業管理(年間)】の残業可能時間」と、その月において、あと何時間残業ができるかを表示する「【残業管理(月間)】の残業可能時間」をご用意しております。
36協定の上限時間に対して、残りの残業可能時間を確認することができます
日次勤怠画面の「残業可能時間」の集計ロジック
この「残業管理」の残業に関する項目は、「システム管理>勤怠設定>集計期間・36協定」の画面で設定した、自社の36協定の値をもとに算出されます。
■【残業管理(年間)】の「残業可能時間」 集計ロジック
[勤怠設定画面 36協定 「特別条項 1年間」 ] ー [残業管理(年間) 残業時間:36]
【残業管理(月間)】の「残業可能時間」 集計ロジック
[勤怠設定画面 36協定 「特別条項 1ヶ月」 ] ー [残業管理(月間) 本日までの残業時間]
日次勤怠画面に「残業可能時間」を表示させる方法
残りの残業可能時間を日時勤怠に表示させたい場合は、他の項目と同じように「日時勤怠 項目設定」画面にチェックを入れてください。
今後も皆様からのご要望をもとに機能拡張を進めて参ります
36協定遵守のために残りの「残業可能時間」を本人に自覚してもらう方法をご紹介いたしました。
今後も皆様からのご要望をもとに機能拡張を進めて参ります。
是非「無料の勤怠管理システム ハーモス勤怠 by IEYASU」ご利用いただき、皆様からのフィードバックを頂戴できれば幸いです。