【エグゼブティブ・サーチとは】激化する競争を勝ち抜くための人材獲得

企業を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。特に事業のスピード加速化によって、ミドル層や経営幹部層にも即戦力ニーズが高まっています。そのために、外部の人材を積極的に獲得するということが盛んに行われています。有用な人材獲得は、企業にとっての生命線です。この記事では、その代表とも言える「エグゼブティブ・サーチ」について説明をします。

エグゼブティブ・サーチとは

エグゼブティブ・サーチとは、経営幹部層や専門スキルを持った人材を、外部からスカウトする手法です。別名、ヘッドハンティングとも呼ばれます。2000年代までは、欧米で盛んに行われ、日本ではあまり一般的ではありませんでした。しかし、事業のスピード加速化によって、経営幹部層にも即戦力ニーズが高まってきている背景もあり、日本でも一般化しつつあります。

エグゼブティブ・サーチの手法

エグゼブティブ・サーチは、人材を募集する企業が、エグゼブティブ・サーチ・ファームと呼ばれる業者に依頼してスカウトを行うことが一般的です。その中でも、エグゼブティブ・サーチには、主に2つの手法があります。

■サーチ型
エグゼブティブ・サーチ・ファームが、依頼元の企業の希望条件にマッチする人材を、関連業界から探して説得や交渉を行い、人材をスカウトします。一般に、エグゼブティブ・サーチと言えば、こちらを指すことが多いです。

■登録型
転職希望者が転職サイトなどに自らの情報を挙げ、エグゼブティブ・サーチ・ファームが依頼元の企業の条件にマッチした人材をピックアップする方法です。なお、エグゼブティブ・サーチ・ファームによっては、登録型の方法を取っていないところもあります。

サーチ型・登録型のメリット・デメリット

各方法には次のようなメリット・デメリットがあります。

■サーチ型のメリット・デメリット
・ミドル層以上の経営層の人材獲得に有用です。
・希望の条件にマッチする人材を一から探すため、時間を要します。また、候補者はすでに他の企業で相応のポジションに就いていることが多く、説得や交渉に時間を要することもあります。

■登録型のメリット・デメリット
・すでに転職を希望しているので、採用までの期間が短いです。
・ミドル層の人材獲得に有用です。
・限られた登録者の中から探すので、必ずしもすべての希望にマッチした人材が見つかるとは限りません。

人材獲得を成功させるために

単にエグゼブティブ・サーチ・ファームに依頼したからといって、有用な人材を確保できる保証はありません。エグゼブティブ・サーチの手法のメリットとデメリットを理解した上で、依頼をする必要があります。そのためには自社にとって、どのようなスキル・経験を持つ人材が必要なのか、現在そして未来のビジョンを見据えるということが重要です。

まとめ ー エグゼブティブ・サーチを有効活用して人材を獲得しよう

競争の激しい環境のなかで有用な人材を獲得するということは、企業の生き残りを懸けたミッションであるといっても過言ではありません。そのためにエグゼブティブ・サーチは非常に有効です。日本国内にも多数のエグゼブティブ・サーチ・ファームがあります。しかし、その手法の特長や、求める人材についてしっかり把握した上で、実行することが重要です。

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