強い組織、作れていますか?経営戦略は十分練れていますか?
企業の組織にとらわれることなく横断的な専門メンバーで構成されるクロスファンクショナルチーム。国内の市場規模が縮小しているなか、多くの企業は、最優先課題として抜本的な経営戦略の見直しや組織強化が求められています。
クロスファンクショナルチームとは?
クロスファンクショナルチームとは、経営不振に陥った企業の立て直しや中長期の経営戦略の見直しといった、企業にとって最重要課題を取り上げるため解決を測るための組織です。案件ごとに集うプロジェクトチームとは異なり、クロスファンクショナルチームのメンバーは複数部門から役職や年齢に関係なく集められます。社外の専門家や経験豊富なコンサルタントを招くケースも少なくありません。
優秀でコミュニケーション能力に長けた人材が選出されたチームで、企業の今後の手綱を握ります。
クロスファンクショナルチームのメリット
クロスファンクショナルチームを組むメリットは、上下関係なく闊達な意見交換ができ自由なアイデアが生み出せる機会となることです。ただ縦割り組織で複数部署をまとめるとなると、組織間の利害関係に阻まれます。また、コミュニケーションや管理の難しさといった諸問題も発生してくるでしょう。うまく組織を作るためには、その問題を克服できる環境を整えなければなりません。
クロスファンクショナルチームという存在があることで、部署の概念を取り払っての議論と意思決定が可能となります。企業にとって必要な問題解決に集中できるようになるのです。
クロスファンクショナルチームのデメリット
一方クロスファンクショナルチームのデメリットとして挙げられることは、短期間で結果が出にくいということです。
企業はその点を踏まえ、クロスファンクショナルチームを中長期的に考え組織作りをすることが大切です。また、クロスファンクショナルに招き入れる優秀な人材の確保に苦慮するかもしれません。例えば通常業務を兼任していると、組織内の仕事を優先する可能性が高くなります。例え優秀な社員だとしても、これでは時間を割く余裕がいので実力を発揮できません。企業の最重要課題を検討するチームだからこそ、経営側は新たな組織として立ち上げるか、通常業務の負荷を減らす配慮が必要です。
理想のリーダーによるチームビルディングが、企業再生への近道
そしてクロスファンクショナルチームの組織づくりに最も鍵となるのは、有能なリーダーの存在です。メンバー個々の力を引き出し、まとめていくファシリテーション能力があることが理想です。リーダーは、メンバーそれぞれに責任感を持たせ、モチベーションも上げる一方で、企業が取り巻く環境全体を見渡せる広い視野を持ち合わせる人が適任です。
難しければ、最初は社外の専門家を招き入れ、社内で人材を育てていくことも一考です。最終的なゴールは企業再生です。そのためにも有能なリーダーのもと、チームビルディングをしていきましょう。
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クロスファンクショナルチームが確実に効果を生むためにも、「適切な勤怠管理」は重要なデータとなります。
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