今さら聞けない「1on1ミーティング」とは。実施の理由、説明できますか?

1on1してますか?1on1ミーティング(または、単に1on1)は、日本の多くの企業で採用されています。本記事では、今さら聞けない1on1ミーティングの意味、そのさまざまな効果、そしてその進め方について紹介していきます。

1on1ミーティングとは?

1on1ミーティングの「1on1」とは、上司と部下が1対1になっての個人面談を行って日々の業務について話し合うことを言います。上司から適切なアドバイスをもらうことで個人の能力をより一層引き出すことを目的とし、日本で広く行われています。前述したようにその主な効果は人材の育成ですが、それに加えて社内での積極的なコミュニケーションも期待されています。1on1ミーティングでは、学生時代に行われていた先生との個人面談とは異な理、堅苦しい雰囲気の中で行われるものではありません。フランクな雰囲気で行われるものとされており、部下でも発言はしやすいです。

コミュニケーションの円滑化とマネージャー育成に期待

1on1ミーティングは多くの企業で採用されていますが、なぜそこまで人気があるのでしょうか。それは企業が抱えがちになるさまざまな問題を解決することができるからです。後輩の育成、コミュニケーション不足による認識の食い違い、業務の効率化などがありますが、その中でも特にマネージャーの育成が注目されています。1on1ミーティングでは部下とマネージャーとの距離が近くなって信頼関係が築きやすくなります。マネージャーと部下の間で目標設定をし、ズレが生じたときには部下からマネージャーへ指摘をし目標の未達成を抑止することができます。そしてそのズレを軌道修正することも可能です。1on1ミーティングは、そのようなきっかけにもなり、かつそう言いやすい関係性の構築に効くのです。また、部下の育成を通してマネージャーに必要なマネジメントスキルが身につきます。

どのように進めたらいいのか?

1on1ミーティングの進め方の基本ですが、まず上司の方から話し始めるようにしましょう。相手に心を開いてもらうために自分から心を開かなければなりません。そのため、いきなり部下のことばかりをあれこれ聞くのは厳禁です。相手が心を開き始めたら、そこでようやく業務で負荷はかかりすぎていないか、体調面はどうなのか、キャリアについて不安を感じていないかなどについてを確認するようにしましょう。また、仕事でうまくいっていることを聞くことも大切なポイントです。話を聞いているときには、話を遮ることや、アドバイスばかりすることは基本的にNG行為となります。とにかく聞き役に徹することが良い1on1を実施するためのポイントです。

まとめ

1on1ミーティングは部下と上司による個人面談です。普段からのコミュニケーションを促進するだけでなく、上司部下ともに個人の力を引き出すことが期待されます。業務を進めるにも、いざという時の問題処理のためにも日常からコミュニケーションを円滑にしておくことは会社にとっても大事な準備です。上司はなるべく聞き役となることを意識し、良い関係性の構築に努めましょう。

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