【ポイント制退職金制度とは?】基本給連動でも定額でもないカタチ

あなたの会社には退職金制度はありますか?また、それはいくらほどもらえる予定ですか?
今回は、退職金制度の一つであるポイント制退職金制度を紹介します。

ポイント制退職金制度とは

ポイント制退職金制度とは、企業に在籍していることで付与される勤続ポイントと、働いている間の企業に対する貢献度に応じて付与されるポイントを毎年計算し、その累積ポイントにポイント単価を乗じて退職金額を算定するという制度です。ポイント付与の方法としては、企業内での資格等級に応じて1年あたりの付与ポイントを決めるという方式が普及しています。全体の退職金支給水準を見直したい場合には、ポイント単価を変更することで簡単に見直すことができます。勤続ポイントと等級ポイントだけでは不十分という場合には、別のポイント付与を追加するなど、企業の実態に合わせた制度設計が可能なのがこの制度の特徴です。

ポイント制退職金制度、導入の背景

ポイント制退職金制度が導入されてきた背景には、日本の企業における終身雇用制度の崩壊があります。勤続年数に応じて退職金の金額を決定してきたそれまでの計算方法とは異なり、中途採用で勤続年数が短い従業員でも、成果を残した優秀な人にはより多くの退職金を支給することができるようになりました。この制度を導入することにより優秀な従業員の採用につながったり、成果を出している従業員が退職してしまわないよう引き留める理由になっています。企業を取り巻く環境の変化に対応するべく、時代の要請から生まれた制度なのです。

ポイント制退職金制度のメリット、デメリット

ポイント制退職金制度のメリットとして真っ先に挙げられるのが、従業員の仕事に対するモチベーションをあげられるということです。ポイントが毎年どれだけ加算されたかは個人別に管理されています。そのため、要求すればその時点における退職金の金額を算定することができることとなります。この金額を明らかにすることで、従業員のやる気を引き出し仕事に対する取り組みを見直すきっかけをも与えることができるでしょう。また算出された退職金は、「入社から退職までのトータルの貢献度に応じたもの」となることから、お互いに納得のできる金額になりやすいこともメリットの一つと言えます。

反面、デメリットとしては、その資料やデータの量が膨大になることです。これは入社時からの人事記録をすべて把握したうえでの退職金額査定となるためです。膨大なデータから適切に退職金額を算出するために、社内の資格等級制度等を明確化し、付与するポイントがおかしくならないようにしなければなりません。

ポイント制退職金制度は上手く使え!

退職金の金額は、基本給と連動させることで決定されたり、そもそも可変でなく定額としていることがほとんどです。それと比較しても、ポイント制退職金制度は、うまく活用する事で従業員のモチベーションコントロールやリクルートに活きることが期待できます。特に「結果」の重視を良しとし、給与に成果報酬の仕組みがなされているのなら、退職金でもそれを評価してみてはいかがでしょうか?

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