【新機能】「⼦の看護休暇・介護休暇の時間単位取得」をリリース


いつもIEYASUをご利用いただきありがとうございます。

この度、「⼦の看護休暇・介護休暇の時間単位取得」という新しい機能を追加いたしましたのでご紹介させていただきます。

※有料プランの機能
※2020年12月24日リリース

子の看護休暇・介護休暇と法改正の概要

子の看護休暇・介護休暇とは?

子の看護休暇・介護休暇は、育児・介護休業法に定められる休暇制度です。子どもの病気やケガ、家族の介護が必要な労働者が、事業主に申し出ることにより、年間(1年度)につき5日(子供・対象家族が2人以上の場合は10日)を限度として、休暇を取得できます。年度については会社で特段の定めがない場合は4/1~3/31ですが、定めがある場合は企業の会計年度などに合わせて1~12月などに変更することも可能です。
※子の看護休暇取得時に有給、無給とするかは各企業の就業規則に定めておく必要があります。

育児・介護休業法施⾏規則等の改正

子の看護休暇・介護休暇は、すでに2017年1月1日より半日単位取得が可能となっていましたが、育児・介護休業法施⾏規則等が改正されたことにより、2021年1月1日からは時間単位取得が可能となりました

■改正前
・半⽇単位での取得が可能
・1⽇の所定労働時間が4時間以下の労働者は取得できない

■改正後
時間単位での取得が可能
・全ての労働者が取得できる

詳細はこちらの記事をご参照ください。
【参考記事】打刻ファースト「【2021年1月改正】⼦の看護休暇・介護休暇の時間単位取得が義務化に。よくある事例をケーススタディ

この法改正に伴い、勤怠管理システムIEYASUでも⼦の看護休暇・介護休暇の時間単位取得ができるようになりました。

【動画】設定方法を動画で確認

【設定方法】⼦の看護休暇・介護休暇の時間単位

STEP1「勤怠設定」画面で初期設定

[システム管理>勤怠設定>届出・時間有給タブ]画面の、「子の看護・介護休暇 時間休暇」の項目を設定します。

この項目で「有給」もしくは「無給」を選択します。
※実働時間として集計するか有給・無給を企業ごとに設定可能。

「有給」と「無給」の違いは、取得した休暇の時間が「みなし時間」に入る/入らないかの違いになります。

(例)子の看護・介護休暇を2時間取得
「有給」と設定していた場合:その2時間は働いたとみなす(みなし時間に集計される)
「無給」と設定していた場合:その2時間は働いたとみなさない

STEP2「日次勤怠・項目設定」画面で表示・非表示設定

[システム管理>日次勤怠 項目設定]画面より、日次勤怠画面での項目の表示・非表示を設定します。

■日次勤怠上部(勤怠テーブル)
項目「子の看護・介護休暇時間休暇」にチェック

チェックを入れると、日次勤怠画面上部の勤怠テーブルに「子の看護・介護休暇時間休暇」が表示されます。

■日次勤怠下部(集計値)
項目「休日・休暇取得」の下記項目にチェック

  • 「子の看護・介護休暇日数」 <= 集計するには3勤務区分、4社員編集にて設定が必要。 
  • 「子の看護・介護休暇 時間休暇」
  • 「本日までの子の看護・介護休暇 時間休暇残時間」
  • 「子の看護・介護休暇 休暇日数+時間休暇」
  • 「本日までの子の看護・介護休暇残数」

チェックを入れると、日次勤怠画面下部の集計項目に表示されるようになります。

STEP3「勤務区分」画面で勤務区分を作成

「子の看護・介護休暇日数」を集計したい場合は、[システム管理>勤務区分]画面より、勤務区分の設定をします。
※届出で利用する場合は、[システム管理>申請区分]画面において、「利用する」にチェックをしてください。

勤務区分設定例:有給の場合
  • 勤務/休日・休暇 :休日・休暇
  • みなし時間 :08:00
  • 総労働時間 :実働+みなし時間
  • 所定内労働時間 :通常時間管理
  • 子の看護・介護休暇日数 :1

勤務区分設定例:無給の場合
  • 勤務/休日・休暇 :休日・休暇
  • みなし時間 :ブランク
  • 総労働時間 :含めない
  • 所定内労働時間 :含めない
  • 子の看護・介護休暇日数 :1

STEP4「社員」画面で休暇対象社員を設定

[システム管理>社員]画面より社員ごとの設定を行います。

「所定労働時間(1日平均)」を設定し、
「勤務区分」の項目より、STEP3で登録した勤務区分にチェックを入れます。

STEP5「休暇管理」画面で「子の看護・介護休暇」の残数付与

[システム管理>休暇管理]画面より「子の看護・介護休暇」を選択し、対象社員に休暇残数を付与します。


以上で、設定は完了です。

【運用方法】「日次勤怠修正」画面で⼦の看護休暇・介護休暇を取得

社員が⼦の看護休暇・介護休暇を取得する際には、日次勤怠修正画面(鉛筆マーク)より、取得する時間数を登録します。

「時間単位」で休暇を取得する場合

「子の看護・介護休暇 時間休暇1」に「開始時間」と「取得時間」を登録します。
(+マークをクリックすると入力フォームが増えますので複数登録も可能)。

なお、時間単位で取得する場合は「勤務区分」を変更する必要はありません。

もし、時間単位での休暇取得で不具合がある場合は、以下のFAQをご確認ください。
Q. 時間有給休暇等の設定を行ったが利用できない

「日単位((半日・1日単位)」で休暇を取得する場合

登録済みの勤務区分「子の看護・介護休暇:無給、有給」(名前は任意)を選択します。この際には、「子の看護・介護休暇 時間休暇1」の項目はグレーアウトしますので、入力する必要はありません。

【確認方法】「日次勤怠」画面にて子の看護・介護休暇集計値の確認

日次勤怠画面にて、子の看護・介護休暇取得集計値の確認をします。ページ下部集計項目「休日・休暇取得」テーブル内「子の看護・介護休暇」に正しく反映されていれば設定完了です。

※「子の看護・介護休暇日数」は勤務区分で設定しないと反映されません。

今後も皆様からのご要望をもとに機能拡張を進めて参ります

今後も皆様からのご要望をもとに機能拡張を進めて参ります。
是非「無料の勤怠管理システムIEYASU」ご利用いただき、皆様からのフィードバックを頂戴できれば幸いです。

IEYASUへのご要望はこちら