昨今叫ばれる働き方改革ですが、労働環境を急激に変えるには、まだまだシステムが確立されているとは言いがたい状況です。足元の職場から改革をはじめるには、何から手を付けたらいいでしょうか?
効果的な方法として、ポモドーロテクニックがあります。生産性を高めるための仕事のテクニックを紹介します。
目次
ポモドーロテクニックの実践方法
ポモドーロテクニックは、25分の連続した作業時間と、5分の休憩時間を1セットとして、それを何回も繰り返す時間マネジメント術です。
まずその時間に取り組むタスクを決め、時間内に実行できるようにしましょう。ほとんどは大きなタスクを細分化して、短時間の集中を繰り返すこととなります。現在では専用のアプリもストアに公開されています。
これをチームで行うときは、「その日にポモドーロを何セット行い、どんな内容のタスクを実行したか」を部下が上司に報告することで生産性を高め、より良い成果を望めるようになるでしょう。
専用アプリの例(iOSアプリを紹介します)
・Flat Tomato (Pomodoro / ポモドーロ)
・Be Focused - Focus Timer
・Focus To-Do:ポモドーロ仕事法と組み合わせたタスク
ポモドーロテクニックの注意点
作業時間内は、ひとつの決めたタスクのみに取り組みます(=マルチタスクはしない)。たとえ電話やメール、SNS通知があったとしても、決めたタスクのみに集中しましょう。
これには職場の理解が必要ですが、生産性を高めるため配慮できるような風土を企業側が作ると良いでしょう。
ポモドーロテクニックは、25分の連続した作業時間と、5分の休憩時間を交互に行いますが、「必ず」この休憩時間を設けることが必要です。
休憩中は、画面や書類から目を離し、のびをして姿勢をかえたり、椅子から立ち上がるなどします。
それまでの作業からいったん頭を切り替えることが重要なのです。終了時間がきたら、また作業に集中します。
ポロモードを導入するメリット3つ
以上がポモドーロテクニックの方法ですが、この方法取り入れることで、3つの大きなメリットがあります。
1.生産性の向上効果
・短時間で集中するので生産効率が高まる
・時間のかかるタスクを効率的に進められる
・作業当たりの見積もり時間がわかるようになる
・もし残業になったとしても、ポモドーロテクニックによって時間経過をはっきり感じるため、だらだら間延びする残業になりにくい
2.社員の心理的効果にプラスが
・短時間なので集中しやすい
・大きなタスクを細分化して進めていくので、達成感がある
3.社内の進捗把握が可能
・ポモドーロのセット数で、社員がどれだけ集中する時間を持てたかを可視化しやすい
・タスクの報告で、各人の進捗が把握しやすい
・社員がそれぞれ自分の作業スピードを把握できるようになる
・社内で互いのタスク、ポモドーロの状況がわかるため、刺激になる
社内で実践するポモドーロテクニックのすすめ
ポモドーロテクニックを実践した多くの人が、生産性の向上と作業の改善を効果として実感しています。ポモドーロテクニックを社内で取り入れることで、進捗を効果的に管理できるようになるでしょう。また各人の状況が可視化されるため、お互いにとっての刺激となり、全体の生産性にも寄与することができます。ポモドーロテクニックを使って、企業の働き方に改革をもたらしてみませんか?